ナマステ〜こんにちは。最近は引きこもりで特にネタがないので、今日は無駄な前置き(本人だけは無駄とは思っていないですけどね?)を省いて早速本題に入って参ります。ノーブラチャレンジは継続中なのでご心配なく(?)。
さて、去る2023年10月に19日間かけてエベレスト街道でトレッキングを敢行して参ったわたくし。クラシックルートのジリからスタートし、3パス、EBC、ゴーキョを歩いてきました。これから行きたいという方の参考になればと、その色々を紹介していきたい所存。
今回はトレッキングルートについてまとめています。
基本まとめはこちらから。
※2023年の情報、且つ素人まとめですので、実際に行かれる際はまともなところ(?)で情報収集してから行かれてくださいね。 特に数字は変動する可能性がありますので目安程度にしていただき、最新の情報をチェックしてください。
※地名表記は現地で聞いた発音をカタカナにしているので一般的ではない可能性があります。ご容赦ください!
※チョラパスなどの峠の名称ですが、「ラ」(チベット語)も「パス」(英語)も峠を意味するので重複した表現になりますが、現地でも重複して話される方が多かったので重複表現のまま記載しております。あしからず!
参考動画用意がございます、はい。
トレッキングルートについて
エベレスト周辺のトレッキングは決まったコースはなく、自由形というか、自分で行きたいコースをアレンジできる系のトレッキング。どこからスタートするか、どこを目指すか、どのトレイルを通るか、右回り、左回りなど全てトレッカー次第。EBCの他にも見どころがあり、EBC行ったあとはここ通ってあれ見に行こう、みたいな自由なルートどりができます。
ルートの取り方が自由なので、明確にコースを分けることはできないのですが、ざっくりと以下4つに分けて紹介していきます。
- エベレストベースキャンプトレック( Everest Base Camp : EBC )
- ゴーキョレイクトレック
- 3パストレック
- クラシックルート
※以下所要日数は順応日を含めたゆっくりめな日数。ツアー金額は目安です。
1. エベレストベースキャンプトレック(EBC)
- 所要7〜12日間(ルクラ〜EBC往復)
- 片道約60〜65km
- ツアーだと平均USD1,500/人くらい
一番ベーシックなルート。EBC(5,364m)とカラパタール(5,550m)を目指して歩くコース。
スタート地点は人それぞれで、飛行機で飛んでルクラから、ジープでサレリまたはタンダダから、はたまたクラシックルートから歩きたい人はバスでジリからなど、日程や予算次第で選択肢があります。スタート地点までの所要時間などの詳細はアクセスの項で後述。
EBCはガチのエベレスト登山をする人たちの拠点となる場所。最寄りの集落ゴラクシェプから約3.5km、約2時間ほどのほぼ平坦な道を行きます。EBCからはエベレストは近すぎて山頂がちょっとしか見えないけど、エベレスト登山者が集中するらしい5月に行けば、登山家たちの張るテントが見えるかもしれません。٩( ‘ω’ )و
一方カラパタールは5,550mの丘(?)で、エベレスト街道で最も綺麗にエベレスト山頂が見えるというビューポイントのひとつ。エベレスト街道で庶民が行ける一番高い地点になります。ゴラクシェプからは約400mの登り。カラパタールから見てエベレストは東側なのでご来光が見れるのかな?わたしはEBCの後、午後に行ったので未確認ですが、多くの人はゴラクシェプに着いてEBCに行き、翌早朝から登るみたいですよ。この山域の早朝は周りの山が高くて陽が入らないので、クソ寒そうです。ブルブル。
2. ゴーキョレイクトレック
- 所要約10日間(ルクラ〜ゴーキョ往復)
- 片道約92km
- ツアーだとUSD1,300/人くらい
ゴーキョに佇む真っ青な美しい湖、ゴーキョレイクまでいくトレック。EBCの方から足を伸ばして、チョラパス(5,420m)という峠を越えて歩く人もいいれば、ナムチェからゴーキョレイクだけを目指す人もいる。右回りのレンジョラパス(5,360m)経由でも◎
ゴーキョから登れるゴーキョリ(5,357m)という丘やレンジョラパスからは、ゴーキョレイクやエベレスト、ローツェなども綺麗に見える。ゴーキョリは5,000m前後のエリアで約600m登るので結構きついと想像。わたしはちょっとめんd…風邪引いてたので今回は見送りました。
3. 3パストレック
- 所要約20日間(カトマンズ〜ルクラ〜EBC〜3パス一周)
- 一周約166km
- ツアーだと平均USD1,800/人くらい
コンマラパス、チョラパス、レンジョラパスの5,000m越えの峠を3つ越えつつ、EBC、ゴーキョも楽しむ長めのコース。ナムチェからぐるっと一周してくる感じ。
右周り、左周りどちらからでも絶景。わたしは左周りで、右周りの登りはきつそうだなあと思いましたが、いろんなブログを見ていると左周りの方がきつそうという感想もちらほら見かけるので、隣の芝が青いだけなのかもしれない。笑
EBCピストンよりだいぶ長いため、色々耐えられる人向け。絶景に次ぐ絶景すぎて頭バグってくるので、バグりたい人にはおすすめです。
4. クラシックルート
- 所要約20日間(ジリ〜EBC〜ルクラアウト)
- 約120km
- ツアーだと平均USD1,700/人くらい
クラシックルートはルクラに飛行場ができる前のルートで、ジリというルクラからだいぶ西の街からスタートする。ルクラ以北より村々が素朴で、牧歌的なネパールの農村部を歩く楽しみがある。
標高1,955mのジリから歩き始め3,530mのラムジュラパスなどを越えていくので、ルクラ(2,840m)から急にスタートするよりも高度順応が緩やかにでき、高山病のリスクが比較的低い(気がする)。わたしもこのルートを行きましたが、最後まで高山病症状は出現しませんでした。もちろん人によると思いますけど。
ネパールの農村部を縫うように歩くので、ローカルの生活を身近に感じることができ、山肌にへばりつく棚田の美しさも楽しむことができる。トレッカーの数もルクラ以北よりかなり少ないので、だいぶストレスフリー。宿が満室になる心配もほぼない。
雪の被った山は遠く、まだ緑の多いエリアなので景色はほとんどが樹林、農村。時折道路を歩くこともあるが、寒さとは無縁でお日様の下で気持ちのいいトレッキングができる。
トレイルについて
トレイルは樹林帯や長い吊り橋、石段、高山植物エリア、氷河、雪渓などさまざま。季節にもよるのかもしれないけど、靴を脱ぐような渡渉はなかったです。EBC、ゴーキョ、3パスのルートは基本的に分かりやすく、季節によりますが人も多いのでほぼ迷うことはないでしょう。クラシックパートは、民家の横を通ったり生活路をいくのでたまに迷います。住民がいますのですぐ聞けるし道案内の看板もあるので、両者とマップを駆使して頑張りましょう。笑 あ、クンブ氷河越える時とチュクンリの上の方などは、ちょっとルートファインディング難しい箇所がありました。詳しくは日記の方で。
アクセス
スタート地点によって移動手段は変わってきます。基本情報は以下。所要時間や料金は、購入場所や時期で変動がありますので目安とお考えください。
乗り物 | 発着 | 所要時間 | 料金(片道) | チケット購入 |
---|---|---|---|---|
飛行機 | ラメチャップ→ルクラ | 30分 | USD200〜 | 航空会社サイト、旅行代理店など |
ジープ | カトマンズ→サレリ | 12時間 | NRP2800 | 旅行代理店、宿など |
サレリ→タンダダ | 7〜8時間 | NRP2200 | 旅行代理店、サレリのジープステーション | |
バス | カトマンズ→ジリ | 6時間半 | NRP935 | カトマンズ Jadibuti Bus Station チケットカウンター |
飛行機
2023年10月から、ルクラ行きのフライトはすべて、ラメチャップ空港から運行することになったらしいです。
それ以前はカトマンズかラメチャップ空港からルクラへ飛んでいたのですが、この度ラメチャップに完全集約することになったと。つまり、飛行機でルクラインする場合は、マンタリ(ラメチャップ空港のある街)まで陸路で移動し、そこからフライトという形になったということです。
マンタリへの移動はちょっと面倒ですが(4時間程)、カトマンズ発だと滑走路の渋滞や霧による欠航などが多かったため、ラメチャップ発になったことで離陸の確率が上がるとの見込みがあるようですよ。(拍手)
ラメチャップ空港はこちら。
飛行機でサガルマータにリーチする場合、天候にかなり影響され、数日飛ばないこともしばしば。数日フライトを待つ可能性もあるので、日程がタイトな方も一応予備日を設けた方が安心かと。ちなみにフライトが解禁されると一気にトレッカーがなだれ込むので、直後エベレスト街道は人でごった返します。ラメチャップ完全移行で緩和されればいいですけどね。
チケット購入は、多少手数料を取られますが旅行代理店が便利かなと思います。飛ぶ飛ばないの連絡が人間同士でできますしネパール人は基本親切なので、どうにか乗れるように尽力してくれるでしょう。あとラメチャップまでの移動も手配してくれそう(希望)。帰路のことも相談できると思います。
航空会社のサイトでも良いのですが、欠航した場合などのやり取りは全て自分で対応しなければならないので、結構めんどくさそう(想像かい)。
あとは宿で代行してくれるところもあるので、確認してみてもいいかもしれません。
ちなみにネパール人は外国人の1/2〜3程の価格でチケット購入できるらしいです。ネパールでは航空券だけではなく、バス賃や観光地の入場料などに外国人料金があることが多いです。イライラせずにただただ受け入れましょう。これがネパールなのです。笑
ジープ
カトマンズからサレリ〜ブプサ〜タンダダまではジープでいくことができます。時間はかかりますが安上がり。道中の景色も楽しめる人にも良いのでは。
カトマンズからサレリまでは国道を行きますが道路状況はそんなに良くはありません。途中から山道になり未舗装のクネクネ道になります。特にサレリからタンダダまでは、デコボコがやばくて道と言えるのか怪しいような道を行きます。まあまあスリルあるので楽しめる方は楽しいかも。笑
カトマンズの旅行代理店でチケットを買う場合、店によって価格はもちろん行き先も違うみたいなので、よく話を聞き、色々回ってみてから購入するのが良いかと。行き先はサレリなのか、ブプサなのか、タンダダなのか?
タンダダは2,3軒宿があるだけで、主にジープステーションとしての役割が大きい集落です。ジープで行ける一番奥の集落というだけで、必ずここからスタート(またはフィニッシュ)しなければならないわけではありません。
ちょっと長く歩きたければサレリから歩いてもいいし、ジープでギリギリまでいきたければタンダダまで乗れるということです。途中のブプサなどでも降りれますし、その辺はトレッカー次第。
また、飛行機の欠航が続いている場合は飛行機組が「待ってらんねえや!ジープで行こうぜ!」と路線変更するので、ジープが非常に混み合い、席を確保するのに苦労することもあるそうです。料金も高騰するのである程度妥協は必要そうですが、根気よく探せば良心的な価格のジープが見つかるかもしれません。頑張りましょう。笑 友人はサレリで席確保に奔走した挙句、荷台に乗せてもらったそうです。
帰りは通る村々でジープ予約カウンターの看板(布?)を見かけるので、その辺の人に聞いてみたらいいと思います。ちょうどよく出発時間にジープステーションに着けば、ジープの客引きが「どこまで行くん」と話しかけてきますので、多少の料金交渉をしたのち、おとなしく狭い座席に収まりましょう。ジープも客が集まったら出発なので時刻表はないのですが、わたしがタンダダに着いた時は14時周辺で人が集まり、出発しました。
ちなみにタンダダ〜パイヤ間では、2023年現在ジープが通れる道を絶賛道路工事中。きっといつかタンダダより奥へジープで行ける日が来るのでしょう。便利になりますが、トレッキングらしさはだんだん失われていくのかもしれません。(憂)
バス
クラシックルートを歩く方は、カトマンズからスタート地点のジリまでバスで行くことができます。カトマンズのトリブバン空港の近くのJadibuti Bus Stationから発着しています。NTB(カトマンズのツーリストインフォメーション)で聞いたところによると、朝6時くらい出発で毎日1か2便ほどとのこと。
Jadibuti Bus Stationは、バクタプル行きのバス(Bhaktapur Bus Parkから)の道中にあるので途中下車で行けますが、わたしが乗ろうとした日は6時に間に合うようなバクタプル行きのバスはありませんでした。朝5時から運行開始とは聞いていたのですが…土曜日だったからかなあ。知らんけど。笑 ネパールのバスは、客が集まってから出発するタイプなので、始発でも決まった時刻表がありません。ちょっとハラハラするかもしれませんが、バスで行けてたブログも拝見しましたので、全然不可能ではなさそうです。どうぞ現地でご確認を。
で、バスがなかったわたしはバイタクを利用。早朝なので流しのバイタクは見かけず、inDriveというアプリを利用して135NRP、10〜15分で着いたと思います。バス停の前にタクシーもいましたが、軽荷でしたし安いのでバイタク一択。ネパールは結構バイク社会で、ローカルの人たちもこのアプリをよく利用するそうです。朝5時台でしたが結構走ってるバイタクさんがいて、すぐにつかまりました。
inDrive. Save on city rides
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ジリまでの道は山間部を行くので揺れますが舗装路で、そんなしんどくはなかったかと。比較的。あと景色も綺麗なので窓際だと楽しいかも。ヒマラヤ山脈が北側なので左側の席がおすすめだけど、乗客管理係に「お前あそこ座れ」って指定されるので好きな席に座るのは難しいかも。笑 そしてネパールのバスは基本的にぎゅうぎゅう。通路に人が座ることもザラなので覚悟していきましょう。
まとめ
以上、トレッキングルート・アクセスまとめになります!エベレスト街道は登山口(?)までのアクセスが発達している(?)ので行きやすいし、トレッキングの難易度も高くないので(ルートによるけど)意外と身近でした。
また何か思い出したら追記しますね。笑
読んでくれてありがとうございました!ダンにゃわーど!
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