記事内に広告が含まれている場合があります。
サラ〜む!こんにちは!
ジョージア クタイシで泊まっている宿のオーナーが、ヤクザヤクザ!と絡んでくるので、ジョージアにもヤクザいるの?って聞いたら、ガンステレッロ(聞こえたまま書くけどたぶん違う)っていう人たちがいると。そしてその多くは○○○人なんだとか…地理的にありえなくもなくて、おぉ…ってなりました。
っていうなんか触れてはいけないような話を、いま聞いたところであります。
わたしです。(気になるから書くなや)
今日はわたし的イシク・クル湖のハイライト、アルティンアラシャン トレッキングの話です。
トレッキング目的でこの記事にたどり着いた方もいると思うので、本記事はトレッキング目線で構成していきます。いつものわたしのユーモア溢れる面白話は一切ない、真面目な記事となりますが、ご容赦ください。…は?
さ、いってみましょう!
アルティンアラシャンとは

アルティンアラシャンとは、天山山脈系の山々に囲まれた谷にある宿泊施設が集まった集落のこと。温泉があり、ここを目的地とする人もいれば、さらに奥のアラコル湖という標高約3,500mの湖を眺めに、アラコル峠(3,920m)を目指す人もいます。わたしは今回アラコル峠までのトレッキングを敢行して参りましたので、その詳細をシェアしていきたい所存。
アラコル峠の最後のパートだけは急すぎて自力で登るしかないのですが、それ以外はホーストレッキングもできるので、歩くのが苦手な方は馬に乗って行くこともできます。なんならオフロードですが車でも行けます。笑
ちなみにわたしの尊敬する大好きなハイキング系YouTuber Kraig Adams先輩(年下)は、アクスーから(オフロードは通らずもっと玄人なルート行ってる)シロタキャンプ側へ歩くトレッキング(後述)を素晴らしい動画にされています。わたしも動画撮りましたけど、編集が1年後になりそうなので(すぐやれや)おすすめ参考動画として貼らせていただきます。1年後にはわたしのしょぼい動画に置き換わりますので、みなさん今のうちに控えておきましょう。
■【Kraig Adams】 Hiking the Ak-Suu Traverse in Kyrgyzstan (40 miles in 4 days)
どこにあるの?アクセスは?
拠点となるのはイシク・クル湖最大の街カラコル。カラコルから登山口(っていうか歩き始めるところ。下記地図B地点)まではマルシュルートカというミニバスで30分ほどと、大変アクセスしやすいです。
ビシュケクからのアクセス、カラコルの情報や登山口までのアクセスは下記記事をご参照ください。
■ビシュケクからカラコルへの行き方はこちら。

■カラコルから登山口まではこちら。

基本情報
ルートはざっくりふたつある

1. アクスーからピストン
我々が歩いたピストンのルートはどちらかというと万人向けというか最もスタンダードなルート(たぶん)。上の現地マップの番号でいうと、以下のようになる。
⑨アクスー
↓ ↑
⑦アルティンアラシャン
↓ ↑
⑤アラコル峠
2. シロタキャンプ経由ワンウェイ
もうひとつのルートはシロタキャンプというテント場を経由するワンウェイのルート(スタートとゴールが違う)。世界のトレッキング好きの民の多くはこちらを歩きがち。
マップだと①→⑨
わたしは歩いていないので詳細は書けませんが、宿の方にさらっと聞いたところによれば、登山口までは公共交通機関がないので、ジープをシェアするか、タクシーですって。シロタキャンプでユルト泊もできるし、テント持参でテン泊も可。アラコル湖のほとりにテント張ってるのも見たので、装備と経験があれば湖畔キャンプもできるっぽい。
ホーストレッキングできるかは分かりませんが、こっち歩きたい人はトレッキングで馬なんか乗るような人種じゃないと思います。笑 ピストンよりはハードだと思いますが、また違う楽しさがあると思います!
”アクスーからピストンルート” の基本情報
【キルギス🇰🇬】アルティンアラシャンとアラコル湖2泊3日🐾 / ARC-あるく-さんの活動データ | YAMAP / ヤマップ


※軌跡が途中まで(アルティンアラシャン2泊目で途切れた)となっております。面目ないです。
| アルティンアラシャンまで | アラコル湖(峠)まで | |
|---|---|---|
| 距離 | 15.93m | +10km |
| 標高 | 2,600m | 3,920m |
| 高低差 | 700m | +1,330m |
| コースタイム | 約5時間 | 約6時間 |
| 所要日数 | 1泊2日 | 2泊3日 |
| 難易度(主観) | 易しい | ふつう |
| 山系 | 天山山脈 | 天山山脈 |
| 宿泊 | ロッジ・ユルト・テント | ロッジ・ユルト・テント |
入るのにお金かかる

アルティンアラシャンは国立公園ではないのでちょっと名目わかんないんですけど、アルティンアラシャンのエリアに入るのに料金がかかります。カラコル市がしてる森の整備に対するお金かな?バスを降りてしばらく歩いて、いよいよ谷を歩き出すぞーってとこころに料金所があります。
外国人は220ソム(約¥390)。確か現金のみ。あんまいないと思うけど、車で行く場合も料金設定あり。
キルギス国民はわかるけど、CIS国民にも優遇してるんですね。(遠い目)
ホーストレッキング

アルティンアラシャンからアラコル峠の手前まではホーストレッキングが可能。手配はお泊まりの宿でできると思います。心配な方はカラコルのツアー会社でも。アラコル峠最後の200mは馬も登れない(危ない)ので、馬を降りて自力で登ります。
料金
アルティンアラシャン⇄アラコル湖手前往復 ひとり2,500ソム(約¥4,400)。
加えて1グループにひとりホースマンをつけるのに3,500ソム(約¥6,200)。これはグループの人数でシェアできる。
〈 例えば3人のグループだったら 〉
ひとり2,500ソム+ホースマン料金1,166ソム(3,500÷3人)=約3,666ソム(約¥6,500)
といった具合らしい。
所要時間
出発は朝8〜9時くらい、帰りはまちまちのようですが18時くらいと見ておけばいいかと。
ちなみに
料金所からアルティンアラシャンの間も馬に乗れます。なんならジープもある。ただこのエリアはそんなにキツくないので、自分で歩いたほうが温泉が気持ち良いと思いますし、コスパは良くないな〜と思います。わたしはね。値段知らんけど(知らんのかい)。馬とジープは全然自分で歩きたくない人・歩けない人向け。
トレイルはどんな感じ?
アクスー→アルティンアラシャンまで

谷を流れる川に沿って緩やかな登りを歩きます。アルティンアラシャンまで続くオフロードをいくのですが、ジープが通ることも多いので結構車に道を譲るシーンがあります。道が通っているとはいえまあまあボッコボコのエリアもあり、地元民以外の運転、または四駆じゃないと厳しそう。
とはいえ車が通れるくらいですから、歩く分には問題ありません。普段日本で登山する方なら散歩といってもいいくらいです。健脚が黙々と歩いたらたぶん3時間くらいで着くとおもう。
ちなみに一本道なので迷わないと思います。

アルティンアラシャン→アラコル湖まで

アルティンアラシャンからは1,330mの登りです。下りはほとんどない。しばらく森を登り、森を抜けたら牛や羊が放牧された楽園のような谷を歩きます。


丸太の橋を渡ったり、靴脱がないギリギリの渡渉もあったりとなかなかアドベンチャーなところも。

最後のアラコル峠は約200mをギュッと登ります。かなり急勾配で、沈む系ガレ場なので結構疲れると思います。軍手あったら楽かも。
序盤の森エリアはルートがいくつもありちょっと迷うかもしれないけど、どの道も結局着く先は同じなのでそんなに心配せんでも大丈夫。森を抜けて広い谷に出るとあとは道なりだし、人やホースさんもいますし目的地が見えるので迷うことはないでしょう。
とは言いつつもハイキングアプリのオフラインナビとか、ハイキングに強いGPS地図アプリは必携です。
↓MAPS.MEの上位互換APP

服装

キルギスの夏はコンスタントに35℃を超えてくる猛暑続きの季節ですが、イシククルの方、しかも標高1,700mほどのカラコルは過ごしやすい気温。標高が上がるアルティンアラシャンはさらに涼しく、むしろ夜などは寒いくらい。
我々が歩いたのは8月はじめ。日中はあたたかく、Tシャツ短パンで歩けます。確か25℃前後だったと記憶。アルティンアラシャンへの道では上半身裸の欧米の方もいましたよー(お約束)。日差しもあるのでサングラス・日焼け止めはお忘れなく。
アラコル峠は風が強いので寒いです。ウィンドブレーカーなどの上着をご用意ください。あと帽子ぶっ飛ばされないようにきをつけて…。
アルティンアラシャン21時の室温は16℃くらい。室内は暖房が稼働していますが、さすがにTシャツ短パンのままでは眠れません。わたしは上下ヒートテックと軽めのダウンを着込み、あたたかくしてお布団に潜りました。安眠。
宿泊施設について

アルティンアラシャンには、ロッジタイプから遊牧民のおうちユルトまで多数の宿泊施設があります。Booking.comでも予約できる宿も数軒ありますが、宿はたくさんあるので予約せずに行ってもなんとかなるかも。料金や温泉の有無なども色々なので気に入ったところへどうぞ。
山の中なので施設的には地上と同じというわけにはいきませんが(同じとこもあるかも?)、どこに泊まってもキルギスの山の民の温かいおもてなしを受けられるでしょう。
テントを持参して宿の庭に張らせてもらうこともできるし、アルティンアラシャンで泊まらずにもう少し進んで、谷の真ん中でキャンプもできます。いいなあそんなの絶対最高じゃないですか。
Arashan Hotel

わたしがお世話になったArashan Hotelという宿を紹介します。なんか最近新しくできただかリフォームしただかで、とても綺麗でした。個室もドミもあり。暖房も稼働していて防寒すれば寒くはなかった。レセプションには英語が話せる若いスタッフさんがいてコミュニケーションも問題なし。忙しそうにチャキチャキ仕事しておられました。
ちなみに個室はBooking.comで予約できる。ドミはできないので直接。
あとKraig Adams先輩もここ泊まってた…だかご飯食べてただかしてた。(ちゃんと観た?笑)
宿のあれこれ (クリックでOPEN↓)
| 宿泊日 | 2025.8.3-4 |
| 部屋の種類 | 男女MIX8人ドミトリー(個室もあるし、庭にテントも張れる) |
| 料金 | 1,500ソム(約¥2,600)/ 朝食・温泉付きドミひとり |
| 清潔さ | 新しめできれい |
| キッチン | なし |
| スタッフ | 英語◎フレンドリー |
| トイレ・シャワー | 施設全体でトイレ3つ。(個室にあるかは不明。多分ある) 2つは屋外に扉があるタイプ。うち一つは故障中(?)。 もう一つは離れの小屋でbotんのため、息を止める必要がある。 温泉があるのでシャワーはなし。 |
| 水回り | 洗面所2つ。お湯は出なかったと思う。 |
| ハンドソープ | あり! |
| ロッカー | なし |
| 電源 | なし |
| 空調 | パネルヒーターあり。 |
| Wi-Fi | あるが有料(100ソム) 時間は失念 |
| 特記 | 温泉付き(後述) / ラウンジのバルコニー眺めよし / ラウンジに無料のお茶がとお湯がある / 客室は土禁 / エントランスにある蛇口の水は飲める水 |
施設


全体的に広くゆとりのある配置。窓も多く彩光も◎
ドミトリーはLEDライトが出入り口上にひとつあるだけなので夜間はかなり暗い。洗面所のある廊下も確か明かりがなかったので、ヘッドライトなど各自明かりが必要。
温泉


温泉はプライベートでふたつあり、ひと組40分で予約制。入浴料金は宿泊費に含まれている。時間で枠が設けられているわけではなく、何時にでも予約できる上にお客さんは多いので正直効率的ではない。案の定スタッフが「もう入っていいよ(頼むから今入って)!」と時間前に勧めてきたり、予約時間にズレが生じることが多い。管理大変そう。笑
入る時は鍵を受け取ってでっかい南京鍵を開けて入る。脱衣にはベンチやフックあり。環境保護のため石鹸類の使用は不可。シャワーや、床に排水溝もないので、チャッポを楽しむだけの温泉である。入浴前に身体を洗うのがルールの我々温泉の民にとってはいささかの抵抗があるかもしれないが、掛け流しということで目を瞑るしかない。
温泉は湯冷めもしないくらいちゃんとあったかくて最高。
食事関係

各宿には食堂があり、夜中でなければいつでも温かいお食事がいただける。また、アルティンアラシャンにはラグマンなどが食べられる簡易食堂や小さな商店もあり、山価格ではあろうがちょっとしたものなら食べれるし買える。
各宿にはもちろん食堂があり、食事がとれる。我々が泊まった宿の食堂メニューはこちら。



夕食はもう一品あったような気がしたけど写真が残ってない。陳謝。笑
ちなみに朝食は7:30〜9:30です。
問題はトレッキングの道中、主にランチになると思うが、アクスーからアルティンアラシャンまでの間には簡易食堂があったようななかったような多分なかった。笑 我々は1日目2日目ともに、ランチはカラコルで買い込んだ食料で賄いました。ただArashan Hotelではランチボックスも承っているようなので、利用もアリ。
給水ポイント


トレイルには数箇所の給水ポイントがあります。アクスーからアルティンアラシャンまでの間はどこからか引いてきた感じの水、アルティンアラシャンからアラコル湖までの間ではそこに湧いてる湧水を汲むことができます。位置はMAPS.MEかOrganicMapsには記載あり。
我々は浄水しなくてもお腹を壊すことはなく、とても美味しくいただきましたが、気になる人は浄水器を持参ください。湧水をあてにしないのもありですが、山の雪解け水はとっても美味しいですよ〜。
Arashan Hotelのエントランスの前の蛇口ではナチュラルウォーター(スタッフ曰く)を汲むことができます。
アルティンアラシャンの秘境温泉
宿の温泉とは別に、ワイルドな秘境温泉もあるアルティンアラシャン。谷を下って辿り着くのは脱衣場も何もない、目の前に川が流れる掛け流しの湯船。ビャッと服を脱いで入ればなかなかの秘境感を体感できるでしょう。みんなさすがに水着着てたけど。
浴槽はカエルの屋根がついているのと、天然の屋根があるのとふたつあります。ただ結構ぬるいので風邪をひかないように気をつけてくださいね。


まとめ
はい、というわけで以上細かすぎるアルティンアラシャントレッキング概要まとめとなります。長かったですね。お疲れ様でした。
次回からいよいよアルティンアラシャンを歩きます。さらに細かすぎる、そして写真多めでいきますので見たくない人は見なくていいですよ〜笑
読んでくださりありがとうございます。
ジャクシュカル!またね。


コメント