記事内に広告が含まれている場合があります。
サラ〜む!こんにちは!
1ヶ月くらい前にドアノブの角で受傷した傷がまだ残っています。(どんな事故?)
老化がとどまるところを知りません。わたしです。
さて今日は、キルギスの第二の街オシュへ陸路で移動した話をいたします。何やら早朝出発・12時間の移動とかなんとかとの噂…ねぼすけのわたしは無事に起きられるのか…!?
いってみましょう。
2025.8.9のお話です。
ビシュケクのバスターミナル
我々が持っていたオシュ行きのマルシュの事前情報はネットに転がっているものだけだったので、泊まっていた宿のママにも一応確認してみた。すると地元民であるママもなんだかよくわってない様子で、「ここだと思う」と、バスターミナルの場所を教えてくれて、「わかんないけど多分 6:30発だと思うわ」と。
どうやら地元民でも発着場所やタイムテーブルなどの公式情報はパッと得られない感じらしい。笑 飛行機で飛ぶ方が早いのでみなさん陸路の情報は需要ないのかしら。
ママがくれた情報はネットで得ていた情報と大きな相違はなかったけど、大丈夫かなあとやや不安な気持ちで当日を迎えるのであった。
ビシュケクからオシュ行きのマルシュ乗り場はこちら。
おお…すごい街外れ。
出発時間も朝早いので、これはスーパー早起きコースですね。
ていうか、”temporary”「臨時」「一時的」ってついてるから、これは確実にいつか場所変わるな。くそお。この記事を書く意味…!もう変わってたらどうしよう笑
あとオシュバザールなど他の場所でも発着してる風なことも聞いたことあって、乗り場はここだけじゃないかもしれません。
バスターミナルまで

市バスはまだ動いてないので、言うまでもなくタクシー一択。
我々は朝5時にYandexGo(配車アプリ)でタクシーを呼びました。早朝でしたが結構タクシーは走っていて、呼ぶのに苦労はしませんでした。

オシュ行きマルシュを探す
タクシーのお兄さんが「オシュに行くの?」って聞いてくれたから、「うん、そうなんだけど、合ってる?」って聞いたら「うん」って苦笑してたから、乗り場は間違ってなさそう!笑


5:30無事にそれっぽいところについたけど、お兄さんも乗り場ピンポイントまではわからないみたいで、車降りてからちょっとウロウロ彷徨うこと5分ほど(短)。しかしなんだこの臨時感は…笑

あったあああぁ!
良かったー!これで一安心です。
運転手さんもいい人そうで、車もきれい。お客さんは半分くらい埋まっていて、少し待つだろうけど席を確保できて良かった。
安心してから周りを見渡すと、トイレとか食堂、軽食の売店もあって臨時の割にはなかなか充実したバスステーションだった。いや臨時感は果てしないけど。よく見るとオシュって書いた看板も近くにありました。
オシュはキリル文字で Ош と書きます。ご参考まで。
オシュまでのルート
ビシュケクからオシュまでのスタンダードなルートはこちら。北ルートと呼ばれるこのルートは、標高約3,000mのトオ・アシュ峠(To’o Ashi Pass)を越えて、スザマル渓谷に降り、トクトグル湖を通ってオシュに向かいます。
南ルートというもう一つのルートはナリンを経由して天山山脈の奥を走るそうです。景色がすんごいらしいが、やはり険しい道を行くので通れる季節が限られるのと、マルシュはなく車をチャーターする必要があるみたい。単なる移動ではなくツアーで楽しむという感じの、アドベンチャー移動になるのかなと思います。
まあどちらにせよキルギスの壮大な谷、高原、絶壁、川など景色を楽しめるはずなので、12時間はあっという間のはず!(期待)
ていうか昔は北ルートでも道路状況が悪かったので所要時間がもっと長く、ビシュケクを夕方に出発して翌日の午前中に着くという夜行マルシュだったらしい。それに比べれば…と思っておく。
※実際マルシュが通るルートは必ずしも上記地図のルートを辿りません。ちょっと違うとこもありますのでご了承ください。
12時間耐久マルシュの旅
6:12出発

席を確保してから40分ほどでお客さんが集まって、マルシュが出発。長旅が始まります。
お客さんが集まってから出発スタイルなのは同じなので、やはりマルシュの出発時間は定まってないみたい。見た感じ5時台についておけば大丈夫な感じではありました。
走り出して間もなくビシュケクの喧騒も届かないのんびりとした郊外の雰囲気に。7時頃に小さな、いつも御用達なのであろう小さな商店で停まり、運ちゃんは顔見知りの店主に挨拶をしながら客を店内に流し込む。おやつや水などみんな思い思いの旅のお供を買い込んでいます。長旅だからね。料金回収も何故かここで。1200ソムお支払い。ガソリンを入れて(笑)、高速に乗る。

車がビュンビュン通る高速のエリアのはずなんですが、ガードレール一枚を挟んだだけの距離で馬に乗った羊飼いが羊を放牧していたり、馬がトラックで運ばれていったりと、なんともキルギスらしい(?)風景なんかがみれます。
大自然を満喫する

いつの間にか周りはゴツゴツした山と絶壁そして青い空に囲まれ、くねくね道でトア・アシュ峠を登ったかと思えば急に広がるだだっ広い高原…目まぐるしく変わる大自然の景色は圧巻です。

うおお…これがスザマル盆地かな?広っ!

峠を越えた後は現役であろうユルトがぽちぽち。そしてその横には金属製のトレーラーハウスみたいなのがセットの世帯…?が散見。遠くから見てもだいぶ生活感があって、中に住んでるのか、物置なのかわからないけど遊牧生活の重要なパーツという感じは受けました。ユルトだけであって欲しかったけど笑、それはよそ者のエゴ。
キルギスはもともと遊牧民の国でしたが、ソ連時代の定住化政策によって人々の生活スタイルが定住メインに変化したそう。現代では完全に通年遊牧生活をしている人はいないそうですが(おそらく)、半遊牧といって、冬は村で過ごし、夏は家畜を連れて牧草地でユルト暮らしをするという人たちは一定数いるようです。

遊牧民って移動しながら生活してると思うんですけどね(急に当たり前のことを言う)、この権利・金・利権の現代において、その…ユルトを建てて留まる土地の権利とかってどうなってんですかね。笑 広い高原は国有地で、夏の間なら遊牧民はどこでも好きなとこ住んでいいよ!って感じなのかなー?それとも所有権が個人にあってそれを共有または独占しているのだろうか?気になる。
9:30 スザマル盆地で休憩
とまあこんなうつくしい景色を眺めながら睡魔と闘…わず、寝たり起きたりしていましたら、高原の真ん中でマルシュがキュッと止まりました。休憩タイムのようです。


噂の半遊牧民の皆さんがユルト周りで商売なさっている感じ。新鮮なミルク(馬かな?)や、クルト※っていう酸っぱいチーズのおやつなどの乳製品を売っていたり、ユルトでティーが飲めたり。ミルクは1.5Lで700ソム(≒¥1,250)くらいしてた。高級品!
※クルトの話 (Instagram)
ユルト泊体験や乗馬体験みたいなのもやってる雰囲気でしたよ〜。夏の遊牧生活の体験もキルギス観光のひとつのようです。楽しそうですね!
新鮮そのものの乳製品は都会では手に入らないんでしょうね、キルギス人に大人気でした!
\\ COMING SOON //
キルギス料理

無料トイレもあります(もちろんbotん)。ばあちゃんは扉があるにも関わらず何故か半分開けたまま…オープンマインド(そのままの意味)最高!
ここでの休憩は30分ほど。
11:00 お昼休憩

出発して5時間、山合いのレストランでお昼休憩です。1時間ほど。物価の目安としてメニュー貼っておきます。
MENU (クリックでOPEN↓)

19:20オシュ到着
あと14時台にも20分くらいの休憩がありました。
トクトグル湖は青かったです。笑 (トクトグル湖見たいなら席は右側を確保すること)

眠いけど車内35℃!という地獄を乗り切って、19:20オシュ到着!!
…13時間かかってね?
とはあんまり思いませんでした。12時間も13時間ももはや同じです。笑
オシュバスターミナルから市街地へ
オシュのバスターミナルは市街地から少し離れていて、バスを使いたいレベルです。GoogleMapsでバス停マークは出ませんが、市街地へのバスの乗り場はターミナルの北側と南西にありますので大丈夫です。
手元のスマホの地図アプリによると、市バスの運行は19:30までとのこと。絶望していたけど、まだバスを待っている地元の人もいるので彼らに倣い、一縷の望みをかけて待ってみる。
でも、実際市バスは客を降ろして去っていくのみで、新たに客を乗せる気はないようでした。タクシーに乗り出す地元の人もいたのでもう一度ちゃんと絶望していたら、なんか一台のマルシュにみんながワラワラと乗り込んだので、よくわからんけど便乗してみた。笑
そのマルシュは完璧に我々の行きたい方角に進み、宿最寄りのバス停で降りることができたのでした。奇跡かよ。笑

ちなみに155番。今YandexMapsで調べても出てこないけど、たぶん大丈夫なはず…。2GISなら出るのかな?(もう一つの旧ソ連圏特化型地図アプリ)
ま、宿の場所にもよるので、各自検索ですね。すみません。笑
まとめ
長かったようなあっという間だったような12…否、13時間耐久マルシュ旅でしたが、無事にオシュに着くことができました。景色がとっても良かったし、遊牧民の生活も少しだけ垣間見れたので楽しかったです!ちょっと眠いけど、時間に余裕がある人、景色を楽しめる人なら、飛行機でビュンよりは楽しい移動になると思います!
ビシュケクの出発地点が変わる可能性が大なので、この情報がいつまでフレッシュなのかはわかりません。同ルートを行かれる方は、必ずご自身で地元の方など信頼できるところからも情報収集なさってくださいね。
ご健闘をお祈り申し上げます。
最後まで読んでくださりありがとうございました。ラフメット!
またね。

コメント