アッサラームアライクム。こんばんは。
最近はスリナガルの宿でせっせと執筆活動(言ってみたかった)だけに精を出し、お腹が空けば外に食べにいくだけの生活をしているのですが、個室なので常にパンイチなんですよね。洗濯がめんどいのでノーブラにTシャツということも多い。
そんな状態でノックされると短パンを履いて、乳首が浮かないように猫背になって出て行く他なく、かなり面倒なのだ。
ここ数日午前中に同じやつ(宿清掃スタッフ)に必ずノックされ(夜もたまにくる)、「今日チェックアウト?」て聞かれる。うざい。短パン履いて猫背キメて鍵あける15秒返してくれ。今日ついにめんどくなって「18日までいるわい!」と言ってやったら、「おk、じゃあ18日にチップちょうだいね」と言って去っていったあいつ…。ある日は急にノックしてきて誰かと繋がってる電話を差し出してきて、どこの誰とも知らんおじさんと無意味な会話をさせられ、ある日は洗濯物干してる時に写真撮らせてくれとドすっぴんをバシャバシャ撮られ…
こっちがチップ欲しいんですけど!?
という憤りをブログにぶつけるほかないわたしです。笑
ていうか、
服着ろ!
というご意見はもっともだと真摯に受け止めますが、パンイチは継続して参りたい所存です。
さ、DAY3いってみましょ。
KGLなんぞやの方はこちらの記事をご参照くださいね。おふざけ一切なしの真面目記事でぃす☆
DAY3 インディアンアクセントとババアの涙腺
さて3日目の朝ですが、
めちゃめちゃ雨。ちーん。
それでも4:30くらいに起きて、5:30にはテント撤収、6時朝食のスケジュールを守るわたくしたち。
朝ごはんは甘いオートミール。オートミール最高。
テントも撤収してしまって逃げ場がないので、ダイニングで避難する我々。どんどん浸水してダイニング内も濡れ始め、一人だとしゅんとしてしまいそうですが、インド人たちは歌を歌って明るく過ごします。普段うるせえ…普段も賑やかだと思ってましたけど、こういうどんより気分の時陽気な気質のインド人には助けられる。(こともある。稀に)
指を立ててノッている彼はガネーシュ(40)。UKやUSなどでAmazonのなんかの部署のマネージャー(適当)として活躍するエリートだ。スマートでいいやつっぽい彼の英語は非常に聞き取りやすい。
ちなみに(主に中〜富裕層の)インド人はみんな英語が上手だが、癖の強いインディアンアクセントも併せ持つため、そもそも英語が得意でないわたしにとってはリスニングが非常に難しい。インドでは500近くの種類の言語が話されるため、ヒンディー語を解さないインド人も多い。そのため、かつて英国の植民地だったこともあり、英語も公用語の一つとして扱われている。このトレッキング中はインディアンアクセントを食らい続けて脳がかなり疲弊した。
そういった状況で、ガネーシュやテントメイトのオシさん(シンガポールも公用語は英語、しかも彼女は中国語も話すのでちょっとした中国語でのコミュニケーションもとれ、わたくしの癒しとなっていた。ありがてえ。)の美しい英語には助けられたものだ。そしてオシさんはたまにリーダー氏の強いアクセントにハテナ顔をしている私に、通訳してくれるという素晴らしい優しさも兼ね備えた淑女。そのお返しができたと思えば深夜の連れションもなんのそのである。
インディアンアクセントの一例だが、”They will” が ”Devil” に聞こえてしまうのだ。”They”は完全に「でィ」だった。前後の文脈で察することはできたが、彼がThey willと言うたびに、デビル!デビルぅー!と心の中で思ったこと数知れず。わたくしはこのことをしっかりと後世に語り継いでいくことだろう。(悲しいかな、後世を授かる予定はないのだが)
あと有名なところで言うと、Rを「ル」と強く発音します。Artは「あると」、Hereは「ひある」、circleは「さるくる」、Imformetionは「インフォるめいしょん」。めっちゃおもろい。スペイン語かよ笑(ピンとこないツッコミである)
とはいえわたしたち日本人もジャパニーズアクセントがあるので、人のことは言えません。いや、インディアンアクセントをディスっているわけじゃなくて、むずいって話なんだけどね?笑 事実、オシさんはちゃんと聞き取れている(たまにわからんとは言っていたが笑)ので、わたしのリスニング能力が低いことが露呈されたわけであり、もっと英語学習に精進しようと思ういいきっかけになりました。ありがとうインディアンアクセント。(前向き)
そして雨が雪になる。この後雹も降りました。
色々出発の準備もしましたが、本日は予備日を使う形でこのキャンプサイトにステイという決断が下されました。というわけで、一度解体したテントをもう一度たて直します笑 たてたはいいけど浸水、雨漏りしてくる雨量。テントの中でも休まりません。笑 寒いから寝袋にくるまりたいけど、外に出している間に濡れてしまっていたり、テントの中でまた濡れたり。テントメイトのオシさん(45)とOHHHとかNOOOとかやいやい言いながら、濡れた寝袋をシェイクして乾かしたり、雨漏り対策に精を出す昼間。
ちなみにオシさんの高山病はだいぶ良くなったらしい。少し頭痛は残っているが朝ごはんも少し食べれてて、表情も昨日より良くホッとした。( ´∀`) ただダイアモックスの副作用である手指の痺れが出現。昨日からかなり可哀想である。( ;∀;)
まじで雨漏り。袋持って来てよかったー。
お天気悪くてもうつくしいわね。山は。
昼を過ぎても雨は止まず。お昼のカレーのチリをダイレクトに噛んでしまったわたしは、火を吹きながら涙目で完食するという小さな地獄を一人味わったり、それぞれ時間を潰してやっと雨が止んだのは夕方。
雨が止んだのでビシュヌサール(湖)にショートハイキングに行くことに。その前に食器を洗う皆様。
説明しよう!こちらが食器及び手洗いシステムである。左右二つの白いカップの底には小さな穴が数個開けられており、青いカメに貯められた水を入れると節水されたちょうど良いシャワーを得ることができる優れものである。中央に下がっている二つのボトルは手洗いソープと食器洗い洗剤。環境に優しい成分なのかどうかは未確認だ!おそらく優しくないだろう!二つのボトルの間に下がっているのはペットボトルの上部を切ったものにスチールウールを嵌め込んでスポンジがわりにしたものだ。付近にはバケツがあり、残飯はそこに入れるんだ。放してある馬の餌になるぞ。なかなか画期的だろう?
残飯も処理してくれるなんて、ほんとなんて尊い生き物なのかしら、馬さん。
ヤダなにこれ…ひ、光が…!天使なの?(ただのレンズの脂による光の屈折。汚)
レッツショートハイキング!あの丘を越えればビシュヌサール(湖)!
越えても羊だらけ!
自撮りが下手!笑
うつくしい!
ビシュヌサールにまつわる逸話をヒンドゥー語で語るガイド氏。後ほどリーダー氏が英訳してくれたものによれば、
昔この湖の周りでキャンプをしたトレッキングチームがいたんだけど、チームメイトたちがその辺の石やうんちを食べ出すなどの異常行動をし始めたとのこと。それに恐れをなし、ここは神の領域、sacredだと認識するに至り、以降ここでキャンプするものはいないということだ。それにここは魚などの生き物がいなくて、羊たちも近づかないとのこと。No Lifeのエリアだそうだ。
ガイド氏は倍以上長く話していたのでもうちょっと深い話なんだろうけど、まあ大体そういうことらしい。(後々外国人が湖に魚の卵を放し、今は魚が居着いているとかいないとか)
その後リーダー氏から5分間のサイレントタイムを設けるとのお達し。スマホは触らず、ただ自然を感じたり、自分や身の回りの人を思う時間にしようとのこと。それがわたしにはとてもありがたかったのよね。普段山に入る時はただ風や水の流れる音、鳥の声を聴いてじっと景色を見つめてぼーっとするのが好きなわたくし。インド人はいつも騒がし…賑やかでハッピーな気持ちにしてくれるけど、ずっとだと疲れるし(正直)、せっかくこんなsacredな場所に来ているのに、ぼーっとしないのは勿体無いよね。
で、ぼーっとした結果、涙がつーっと流れた訳だ。
わたし、世界放浪の旅を始めてからというもの、理由がわからず涙することが増えたのよね。ある時はメキシコでダンスを踊る老夫婦を見ていた時。ある時は台湾で道教のお祭りを見た時。理由は掴めそうでまだ掴めていないのね。わかっているんだけど言語化できないというか…そんな感じ。
え…ただの歳?
いやまあ齢37にもなると涙腺ゆるゆるですからね。まあその可能性も無きにしも非ずなんだけども。ていうか多少あると思うけどもね?ちょっとカッコつけてみたかったのよわたしだってたまには。笑 まあ、そういうわけで今後もわたし、涙の理由を探す旅を続けたいと思います(キマッた…)。
帰り道のソール。これ全部うんち!(涙の理由の話台無し。)
うんちの犯人!わしゃわしゃの刑に処したいところだが、汚くて触れないわ。(潔癖)
就寝前の湯たんぽ作成。我ながら手がまるいなあ。あと黒いな。今夜は結構寒くて、5度とかでした。
明日も天候次第で峠超えかステイか決めるって。一応4:30起床予定。今日1日しっかり休んだから明日からまた頑張るぞ!おやすみ!
読んでくれてありがとうございます。
アッサラームアライクム。またね。
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