【インド】カシミール Great Lakes Trek 5泊6日 うんこは大地、そして大地はうんこだと認識した話 2023⑦

ナマステ〜こんにちは。

9年前インドにいたときは絶妙なスパイスの効いたインディアンフード大好きで、毎日カレーとかプリ(揚げパン)とかビリヤニとか食べれたんですけど、今回ちょっと油と塩っけ、そして刺激物が辛くてもうお腹いっぱい気味。幸いカシミールは、素朴で優しいチベタンフードのお店も多いので自然とそちらに足が向いてしまうこともしばしば。あとは優しいダールを出す店とフルーツでメシは回しています。マンゴー食べすぎて嫌いになりそう。笑 

年老いた胃が優しさを求める年齢の、わたし(37)です。

あ、みんな気になるノーブラチャレンジは継続していますよ(聞いてない)。

さ、KGL最終日、今日はニッチナイからスタート地点シットカディまでの帰路です。いってみよ!

KGLなんぞやの方はこちらの記事をご参照くださいね。わたしのふざけた文章からは想像できない真面目な記事ですぉ。キリッ。

目次

DAY6 うんこを踏む…それは大地を踏み締めたと同義。

6時起き。とてもいい天気。(( ^ω^ ) 帰るってなると晴れるのがわたしの常である。

朝ごはんもぐもぐタイム。

7時。私たちももぐもぐタイム。今朝はダルとチャパティ。INDIA HIKESのご飯はベジタリアンで、全部美味しかった!チャイも美味しかったなあ。

そういえば、毎日朝晩ご飯前後にSpO2(血中酸素飽和度)を測定して、ラウール(リーダー)が記録していました。何人もの人の指を挟んだ測定器に指を入れるのが嫌すぎて、せめて薬指で測定していた潔癖のわたくし(無意味)。だってインド人手でご飯食べるしいぃ、誰が鼻くそほじってたかわかんないじゃないですかあ。笑 お前の指も大概だ。潔癖治してから出直してこいって言われそうですが、自分ルール炸裂させてもらってます。

おわかりいただけるだろうか?無数に点在するトイレの穴。今までキャンプしていった人たちの跡。穴は開けても埋め直さないんですね(・∀・) 奥のテントがわたしたちのうんちを受け止めてくれたおトイレです。お世話になりました。

さあ、ご飯も食べて8:30出発です。川のお水が清々しい。

そういえばですがKGLはパキスタン警戒領域なので、基本ドローンが禁止されており空撮できなかったのが残念。スリナガルは平和だけど、パキスタンとの緊張状態は続いており、街中も田舎も銃を持った軍人さんがあちこちにいたり、軍車両も多いのです。ドローンなど飛ばそうもんなら一瞬で撃ち落とされそうな雰囲気のため、わたしのドローンはインドに来てからまだ電源も入れられぬままケースで眠っております。悲しみ。ラダックは大丈夫だといいなあ。

すれ違ったシク教のお兄さん。トレッキングでもターバンを外さないその信仰心、おみそれします。絶対頭重いし汗でぐっちゃぐちゃでしょ。そして臭いでしょ。笑 頑張って〜! 

ちなみにですが、インド人といえばターバンみたいな印象あると思うんですけど、ターバンしてるのってシク教の人たちとあと砂漠のグジャラートとか一部の地域の人たち(シク教とはちょっと違うターバン)だけなんですよね。

なぜインド人=ターバンのイメージが根付いたかというと、シク教の人たちが教養が高く商売に長けており海外志向だったからと言われています。貿易商人とか、外交官とかね。シク教徒はインドの人口の約2%弱ほどしかいないんだけど、海外に出ているインド人の多く(シク教徒)がターバンをしていたから、国外では自然とターバンのイメージがついたという訳だ。(諸説あり)

でも最近のシク教の若者はターバン離れが進んでいるらしい。どの国でもそうだけど、伝統衣装が廃れていくのは避けられないのかな。インドもだいぶ洋服が増えたように感じます。ただそれ故にか、伝統衣装はどの国のものもめちゃめちゃかっこいいですけどね!

可愛い40歳チーム。大学の同期なんだって。仲良しだね!この人らは多分普段から洋服着てそう。エリートだから(偏見)。40歳とこの見た目で結構年上だ〜と思ってたけど(失礼)、実際3歳しか変わらないということに驚愕してしまったのは秘密。

道中にお住まいの激シブおじさん。年季の入った水たばこが似合う。ほら、革靴でしょ?死んでもナイキのスニーカーなんて履かないんだろうな。遊牧民の誇りにかけて。(妄想)

森まで降りてきました。さらば谷よ。牛さんがおかえりと言ってくれている…気は全然しない。笑 

この森の中で休憩していた時、またちょっとしたミーティングがあった。この辺に生えている木は楓と松、そして白樺(多分)。白樺の皮は昔は紙として使われ、手紙にもよく使っていたと。そこでトレッキングを終える今、感じていることなどを自由に綴ろうじゃないかという催しだそうだ。宛先は自分でも、友人でも家族でも誰でもいいと。インドの切手がプリントされたポストカード(そのまま投函できる)が全員に配られ、10分ほど、スマホを触らず思いを綴ることだけに集中しよう、という時間が設けられた。

わたしはインド国内に突然葉書を出して気持ち悪がられない友人もいなかったし、自分へはブログで書くしなあと思い、ここはラウールに感謝の気持ちを伝えようということにして彼宛に手紙を綴りました。渡しにいくとなんか大層喜ばれたみたいでよかった。んだけど、なんか照れてたし、周りにはso sweet!(やっさし〜い)って囃されるし、もしかしてわたしが英語聞き取れてなくて、愛する人に思いを綴ろう!とかだったらどうしよう…と、肝を冷やした。た、多分大丈夫…。笑

INDIA HIKESはただトレッキングするだけじゃなくて、できるだけ自然と向き合う時間を作ったり、トレッキングで得た学びを共有したり見つめることで、ゲストに新しい発見をする機会を提供してくれる会社だなあと感じました。エコバッグでゴミ拾いするのもそう。あんだけゴミを感じたら各々何かしら考えるでしょう。それがインドスタイルなのか、INDIA HIKESスタイルなのかはわかりませんが。

日本のツアーもこんな感じなんでしょうか?参加したことないからわかんないけど、そうだったらちょっと参加してみてもいいかな。…いや無理だ。日本の集団行動こそ向いてないんだったわ。笑 

お疲れ様っす!馬さん、やっぱ筋肉かっこいい!

のびのび。

美しい山々にテンションが上がってふざけるわたくし。フォウッって言ってるんだけど、しーん…って効果音聞こえてきてビビる。笑

今日はみんなとてもリラックスしていてのんびり。いい感じ。

ていうか帰り道 ま じ で人多かった。ピークシーズンが思いやられるよ。みたところ7割ほどがインド人だけど、外国人顔も多かったですね。ホワイトのご家族や韓国人のツアー(国旗持ってた。韓国人って国旗掲げがち。)、東南アジア顔…。大人気も頷ける素晴らしいトレッキングでしたけども。

早業でヤギさんの首根っこ捕まえたガイド氏

ガイドのファルーク氏。ガイドさんは3人いて、パーティの先頭、真ん中、最後に配置して歩くのだが、彼は先頭担当。いつもだいたい気づけば先頭を行っていたわたし。最も長い時間を共に歩いた相手といえよう。

10歳くらいからKGLの谷を歩きまくっていたという信頼の厚いローカルガイド。コースの色々を教えてくれる上、顔がスタン系でキリッとしており、わたしは兄さんという感じでこの人がなんとなく好きだった。いつも道中「シャバーシュ!ガイズキープゴーイング(guys keep going) シャバーシュ!!」とみんなを励ますその声は魔法の言葉となり、みんなの歩を幾度も進めたものだ。「シャバーシュ」とはヒンディーでexcellentとか、well doneとかって最年少ボーイが言ってたので、たぶん「いいぞ、よくやってる」みたいな意味なのだろうか。もうパーティ全員のお馴染みの掛け声となり、わたしが録音した彼の声をグループチャットで共有した際はいいねがめっちゃついたものだ。笑

そういえばINDIA HIKESではパーティで共有事項がある時はWhatsAppというチャットアプリを利用します。欧米では誰もが使っていると噂される(?)このアプリはメッセージアプリのシェア世界一。電話番号があれば誰でも利用できる(はずな)ので、INDIA HIKESを利用する際はダウンロードしといてね!って言われると思います。多分SMS認証とかがいるはずなので、SIM買う予定のない方はどうぞ日本にいるうちにご準備ください。

なんやかんやで登山口に到着。14時頃。出発から5時間半くらいですかね。お迎えのバンが来ていてバックパックを詰め込む。後続メンバーを待つ間、座席で気持ちよく脱力する。楽しかったね。

全員がバンに乗り込み、スリナガルへの帰路。うつくしい谷の村々を横目に瞼の重みに耐えられずウトウト…してる横でワイワイ爆笑している爆笑おばさん。この人まじでずっと爆笑してたな。超元気。気持ちいい笑いで、こっちもつられて笑っちゃうので楽しい気持ちにしてくれていたんだけど、生理で頭痛い時はまじちょっと殴りたかっ…お口チャックしたかったです。笑

往路で寄った三角屋根のお家でインナーシーツなど借りたものを返して、ラウールたちガイドさんともここでお別れ。インド人チームとラウールは明日スリナガルでランチする話をしていたけどわたしは聞こえないふりをした。ちょっともう流石にインド人お腹いっぱいだった。笑

ま、誘われてねえけどな。笑

帰り道、なんか無理やり寄らされたお食事処。2時間の道のりで休憩いるぅ!?はよ帰ってシャワーして電動歯ブラシできちんと歯磨いてちゃんとしたスキンケア(切実)をしたいんだが!?(Less is moreはどこいった)と思ったのはわたしだけだったようで、割と皆さんノリノリでお食事をオーダーしていました。途中でリップクリーム無くして唇ガッサガサなのよ。オシさんなんて人中(鼻の下)全部皮めくれててかわいそうだった。はよ購入したい(;▽;)もし行く方いましたらリップクリームは必須ですのでお忘れなく!

帰り道でチラみえたダル湖。スリナガルの一大観光地となっております。まだいったことないけど。あんまり興味もないから行かないかも知れないけど。笑 って地元の子に言ったら、ダル湖やウォーターハウス(水上ホテル)に興味ない外国人初めてだよスリナガルに何しに来たの?って呆れられた。笑 

だってただの湖じゃん?バングラディシュのスチーム船を超えるエキサイティングな船上生活はなかなかないと思うし(マイナーすぎる)、湖だってミャンマーのインレー湖やペルーのチチカカ湖、スロベニアのブレッド湖、グアテマラのアティトラン湖(多いな)を超えてこないとわたしの心にはもう響かない…ああ、なんて悲しい体になってしまったのだろうか。こうやってバックパッカーは感受性を失っていくんだわ。とか、行くのがめんどい言い訳を言いつつも、数日後にはしっかりダル湖に感動していたりするのがミーハーなわたくし。あとバックパッカーで括るなというご指摘は真摯に受け止める所存。わたくし個人の怠惰に他なりません。失礼しました。

そしてインドはノーヘルのバイク多いですね〜。印象では着用率3割。ドライバーはしてる人もいるけど、後ろに乗ってる人はほぼしてない、てか、しなくてもいいらしい。笑 3人乗りも捕まらないインドなのでね。そりゃしないか。笑

何もない道端で止められて、検問ていうかなんか書類のチェック

帰りは1箇所の検問がありました。あと結構渋滞でした。インド信号も中央線もないから交通ルールがめちゃめちゃ…フレキシブルでおっかないです。ガンガン追い越しするし。信号ないってすごくないですか逆に。

9年前、南部のケーララで信号があってしかも機能していて感動したことを今でも覚えています。デリー、ムンバイ、コルカタとかでかい街なら信号見かけることもあるっていうレベルでした当時は。バラナシに一応あった信号機は動いてなかった。今はどうなってるかな〜その辺も行けたら見たかったな。スリナガルは何個か信号あるけど、動いてなかったり、ずっと赤だったり(謎)、結局人が誘導してたりしてます。笑 俺らは信号嫌いなんだよって言ってた。笑 信号赤でも行けそうならいっちゃうのがインド人…設置しても意味を為さないならそりゃ増えないですよね。笑

スリナガルにはこんな看板もありました。

意訳:赤信号は止まれって意味で、ただ速度落とせって意味じゃねえから。

誰も信号守んないから。笑

日本なんて田舎行っても感知型信号機くらいあるでしょ?車きてなくても信号赤なら待つでしょ?(その善し悪しは別として)その辺がやはり国民性の違いというか、国の金の使い道が違うというか…笑 面白いですよね。

17時過ぎ、無事にスリナガルに帰ってきました。DAY0のミーティング会場に降ろされて、みんな借りたものを返したり、預けた荷物を受け取ったりしていました。わたしも流れでなんとなく屋内に入ったはいいものの、返すものも何もないのでやることなく、スタッフに帰っていい?って聞いてスッと出てきました。ただ入って出ただけ。笑

というわけで、以上インドでうんこは大地、大地はうんこだと思った話全7話でした。本当にずっとうんこだらけのトレッキングだった。インドでは山だけじゃなく街中でも、誰がしかのうんこを見かけるのは日常茶飯事。そしてそれを誤って踏み、必死に地面に擦り付けて進む人間の足跡がセットであることも少なくない。

前にインド(とバングラディシュ)に来た時も思ったけど、土ってうんこで出来てると思うんですよ。道端に落ちているホカホカの誰かのうんこは気付けばカサカサになり、時に風に舞い、土と同化する。このサイクルを幾度となくインドで見てきたわたしはいつしかそう思うようになりました。

うんこを踏む…それは大地を踏み締めたと同義。ただ鮮度が高いものだと感触と温度が直に伝わってくるというだけのこと。母なる大地(うんこ)を踏みしめ、その土壌で育った野菜を食し、育った木で家を建て尻を拭く。時にうんこは燃料にもなり、料理や暖をとることにも使われる…人間てほんと、うんこに生かされてますよね。

…全7話の締めこれ?笑

以上、カシミール ・グレイト・レイクス・トレックのレポートとなります。笑 一応山に興味なくても読めるような感じにしたつもりでしたが、いかがだったでしょうか? KGL行きたくてここに辿り着いた方で(いるかな笑)、何か謎があればお答えできるかもしれないのでコメントくださいね。あとどんなちょっとしたことでも感想いただけるととても嬉しいです。辛辣なご意見、誤字脱字、不適切な表現・誤情報のご指摘、下ネタの多さやふざけた文章に対する不快感などもお待ちしております。

長々と読んでいただいて本当にありがとうございました。次回は何を書こうかな。スリナガルメシの紹介にしようかな。考えておきます。(引きこもりなのでネタがない)笑

アッサラームアライクム。またね。

お疲れ山!下山メシは
\ チキントゥクパ /

120ルピー/約200円(2023.7)

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この記事を書いた人

ときどきバックパッカーするアラフォー
(before40の方)
性別:女
特徴:文章が回りくどくて長い
好きな食べ物:あんこ、ずんだ餅、れんこん、ごぼう
嫌いな食べ物:レバー、わさび

コメント

コメント一覧 (2件)

  • こんばんはー!

    おもしろおかしく、そして楽しく読ませていただいております( ˘͈ ᵕ ˘͈ )

    懐かしいなー
    あーわかるわかる!
    涙、、あったなー
    海外行きたいなー

    と、色々思い出しました!
    自分のブログ、書くのはめんどくさかったけど今では宝物のひとつです♡

    これからも更新待ってます♪
    そして彼をゲットして帰ってきてください⸜( ´ ꒳ ` )⸝笑

    • yurikotanishikiさん
      わあ〜!コメントありがとうございますっ!!
      本当に嬉しい( ;∀;)♡

      冒険を思い出して懐かしむきっかけになれたこと、とっても嬉しいです!
      あーわかるわかるは、きっとノーブラチャレンジへの共感ですかね?笑

      ていうかブログ書いてたんですね!今度教えてください!読みたい( ´∀`)
      わたしもう挫けそうですけど、未来の宝物にするために頑張ります!

      濃い顔のナイスガイ、捜索がんばりまっす!笑・:*+.\(( °ω° ))/.:+

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