【🇰🇬キルギス】ぐるりイシククル湖#1 ビシュケクから小さな村のビーチへ行く🐾

イシククルで釣りをする子ども

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サラ〜ム!こんにちは!

現在地ジョージアをはじめ、コーカサスや中央アジアでは列の横入り(スーパーやファストフード店など)が常習化しているんですが(全員じゃないですよ)、なんとなくインドのように強気で「おいおい!」と突っ込めないのはなぜなんだろうと、毎日考えていたんですが…わかりました。

ジョージアのおばちゃんは初見がこわい。(個人の感想です。)

なんかね、あんまり笑顔を見ないですね。おじさんもですけど。なので、初見で「マダム、わたくしここに列を成しております」と意見するのには勇気が必要です。笑 話しかければ概ねいい人で優しいのでホッとすること多いので、杞憂であることがほとんどなんですけどね。

ですが初見だけはちょっとビビります。
あの雰囲気で睨みつけられでもしたら、ちんタマ縮み上がってしまうこと間違いなし。(全て個人の感想です)

…ちんタマないけどね?比喩ですよ。比喩。
心のちんタマを守るため、黙って順番を譲ろうと思います。

さ、本日はそんなちんタマビビリが夏に訪れたイシク・クル湖一周の話です。(なんですかそれは)

2025.7.30

読み飛ばせるもくじ

ビシュケクからコルムドゥへ

イシククル湖略図

さて初日の本日は、首都ビシュケクからコルムドゥという町に移動します。

イシク・クル湖、移動の概要は以下記事にまとめております。移動について重複する情報もありますが、本記事では流れを紹介していきます。

ビシュケクからコルムドゥまでは、ビシュケクの北に位置するビシュケクバスステーション(新)からマルシュルートカ(ミニバス)に乗って行きます。バスステーションまでの行き方は上記記事に記載。

ビシュケクバスステーション

たくさんマルシュが並んでて迷いますが、その辺のおじさんにカラコル?コルムドゥ?と声をかけると親切に降り場へ連れて行ってくれます。コルムドゥへの直通はないのでカラコル行きに乗って途中下車するよう言われました。途中下車でも料金はカラコルと同じです。(がーん)

カラコル行き  501番 550ソム(約¥965)
チョルポンアタ行き 506番 400ソム?(約¥700)
大きな荷物は車両後部に乗せてくれます(無料)

コルムドゥまで約4時間 550ソム
カラコルまでたぶん+4時間(道路工事終わってればもう少し早いかな?)

マルシュルートカの車内

車内はこんな感じ。クーラーはありませんでしたが(使ってないだけか?)、走行中は天窓からの風が入るのでそこまで暑くなかったです。曇天だったからかもしれないけど。

10:40 出発

キルギスのマルシュは基本的にお客さんが集まったら出発するスタイル。お客さんが揃うのを2〜30分待って、10:40頃出発。

キルギスの荒野と山

ビシュケクを出てしばらくするとこんな荒野っぽい風景に。しばし外を眺めながら車に揺られます。

12:35 休憩(30分)

ビシュケクを出て2時間弱くらいで30分の休憩がありました。

テーブルもしっかりしていて、作り置きのものをよそってもらうタイプの、ちゃんと食べられる食堂でした。わたしはお腹空いてなかったけど、90ソム(約150円)くらいのソムサをいただきました(え?お腹空いてなかったのに…?こわ)。

お手洗いもあり〼。無料だったような気がするけど…わからんです笑

しかしこんなへんぴな場所にあるのに経営が成り立つんだからすごいよなあと、この手の食堂と、その準備されている料理の量を見るたびに思うのですが、そんなに行き来する人多いんですね。こういう食堂も1軒や2軒じゃなくてこの通りに10軒弱くらいあるんですよ(Map上)。

キルギスの茶色い山
食堂の真ん前の山どかーん!

ビシュケクからのマルシュは少なくても1時間に1台(約20人)以上は通るし、個人旅行や普通に移動する地元民の車も通るし?、この休憩ポイント周辺はナントカキャニオンっていうなかなかのキャニオンらしいですし。またこの道の先にはイシク・クル湖だけじゃなくてナリンとか他の街もあるので客足はまああるのかあ…(?)などと邪推する次第です。

そして、外国人観光客もいるが国内観光っぽい人もかなり多くて2:8くらいの印象。キルギスは経済格差が大きいと聞くけれど、富裕層からどのくらい下の層までが国内旅行を楽しむ余裕があるのだろうか。とか考えているうちに、

14:45 コルムドゥ到着

イシク・クル湖の湖畔のまち、korumdu

出発から4時間でコルムドゥに到着。何にもな〜い(歓喜)!

宿にチェックインして早速ビーチを見に行きます!

コルムドゥのビーチ

天気わる笑

うぅ!なかなかの盛況ぶり…!!あと風で波がたって水が濁っている。(がぁん)

そして立派な遊歩道的湖上高架?もある…ッ!!

korumdu湖畔の遊泳ポイント
これは人がはけた瞬間を撮ったけど基本人めっちゃいる。

リゾートホテルみたいのもあるし、なんか思ってたのと違う!笑 (どんなんを思い描いてきたんだ)

korumduで飛び込みする若者たち

と、初見思ったけど、地元のおじさんがサッとひと泳ぎしにくるとか、地元のガキんちょが釣りしたり飛び込みの技術を磨いたりする光景は微笑ましいものがありました。

たくさんお話ししてくれた、この辺りでホーストレッキングのホースマンをしてるおじさんは、「俺ら(日本とキルギス)顔似てるよな!あのマッチョは(筋トレしてた連れのおじさん)キルギスのサムライだ!禿げてるけどな!ガハハ!」って大笑いして、熱い握手をして去っていきました。キルギスの熱い男、いいですね。

日本のどこかの観光地のように、観光客が来すぎて地元の人の居場所がなくなってしまってるみたいな状態には陥ってないと感じたのでどこか安心したような気持ちも。観光客も地元民も混ざってみんなはしゃいでいたのでいい空間だなあと思いました。

わたしは水に足をつけてパチャパチャするくらいで退散したけど(靴をゆすぐ目的もあったことは秘密)、みんなドボーン!バシャーン!と飛び込みをキメていました。みんな楽しそうで、見てるだけでわたしも楽しかった。

キルギスビーチに向かうご家族
ビーチに向かうこういう後ろ姿を見て
わたしもニンマリ幸せ(不審者)

コルムドゥの宿

Гостевой дом Sabyl (Guest house Sabyl)

コルムドゥではこちらの宿にお世話になりました。

年配のご夫婦が営む民家のゲストハウスです。
正直ちょっと湿気と埃っぽさも感じましたが笑、手入れされていて快適に過ごせました。
ツイン2人でUSD22。(約¥3400 多分コルムドゥで最安だった)

夕方は電気が止まるからシャワー浴びれないとか、トイレは水洗の形を成しているけど手桶で流すとか、そういう不便はありましたが特に問題なし。18時ころ帰宅すると、ママが「まだ電気きてるからシャワー入れるわよ」と教えてくれて、滑り込み(?)で湯浴み。ちゃんと温かいお湯が出ました。タオル・ドライヤーもあります。

コルムドゥには食堂もありましたが、せっかくなのでこの日はママの晩御飯をいただくことに。350ソム(約¥620)/ひとり。

グルチェタイという卵麺のキルギス料理と、定番きゅうりとトマトのサラダ、たくさんのパン、庭で取れた各種ベリー、またそれらから作ったヴァレーニエというロシアの手作りジャムなどがテーブルいっぱいに並びます。

どれもとっても美味しかった!特にヴァレーニエが美味しすぎてパン食べすぎる。普通のジャムより粘度が低く、果実よりシロップの割合が多いのですが、それがまた甘すぎず素材の甘みが生きているかんじ!(説明が下手)

美味しすぎて食べすぎて腹パンでごちそうさま。

宿のあれこれ
宿泊日2025.7.30
部屋の種類ツイン
料金USD22(約¥3,400)
清潔さ古いが綺麗にしている
やや湿っぽさはあり
キッチン/冷蔵庫あり ホストと共用
スタッフ親切フレンドリー
ロシア語キルギス語○ 英語×
立地ビーチや商店は離れているが国道沿い
トイレ・シャワー共用
タオルあり
空調暖房あり 夏は涼しい
Wi-FiGOOD
洗濯手洗いOK / 外に干場あり / 洗濯バサミあり
食事夕食350ソム(約¥620)、軽食150ソム(約¥260)
特記土禁 / ホットシャワーは時間制限あり / 鶏や犬がいる庭でチルも可

キルギス語の未来について考えた話

庭のニワトリ
宿の庭の2羽どころじゃないニワトリ

ちょうど晩ごはんの席にロシア人のお姉さんがいたので、ママの通訳をしてもらいながら色々話を(ママは英語話さないけどロシア語できる)。気になっていたキルギスでの使用言語割合について聞いてみた。

キルギスは旧ソ連圏なので年配の方がロシア語を解すのは存じておりましたが、わたくしビシュケクでは若者も結構ロシア語で話している、もしくは英語よりロシア語の方が得意そう、という印象を受けていたのです。なんとなくね。

ビシュケクの宿の子によると、キルギス語はロシア語より難しいから若い子はあんまり話さないという話だった。学校で習う第二言語もロシア語らしい。っていうかロシア語で授業する学校も多いみたいで、加えて家族ともロシア語で話す家庭の子どもたちはキルギス語よりロシア語が上手なんてことも少なくないようだった。

ママ談では、親にもよるけどやはり都会の人はロシア語、田舎ではキルギス語をメインに話す傾向にあるとのこと。ママの感覚では現代では80%くらいの若者がロシア語メインで生活しているんじゃないかという話だった。都会の人はビジネス上、ロシア語が話せる方が有利なことが多いし(キルギス経済は出稼ぎなどで対露依存度が高めだった)、若い子は伝統的なキルギス語よりロシア語の方がナウい(古い!)と思っている節もあるのかもと。

イシククル湖畔で走る馬
湖畔で馬を走らせるキルギス紳士

というわけでキルギスでは基本バイリンガルが当たり前。そしてキルギスの南の街オシュの方ではウズベキスタン人の割合も多く、さらにウズベク語も加わってくるというのだから、トリリンガルも普通だったりする。

このままではキルギス語話者はだんだんと少なくなってしまうのでは?という危惧もあるし(知らんけども)、遊牧というキルギスの特徴的な文化も定住にシフトしているし(もちろんまだいますよ遊牧民)、キルギス人にとってのアイデンティティってどうなってるんだろうとか色々考えんでもない。

人によって違うんだと思うし、実際どの程度の割合で、またどういう感覚で、複数の言語を使い分けているのかはわからないけど。基本日本語だけで生活できる日本人からすると、日本語や島国の特性、他国に征服されてこなかった歴史についてなんかも考えさせられるわけで、とても興味深い話だった。

わたしはキルギスの後ウズベキスタンとかコーカサスの方にも行くんだけど、シルクロードとソ連の支配の影響は各国いろんな文化に影響しまくってんだなあとつくづく思うのであった。ちゃんちゃん。

※キルギス人2人の主観を聞いただけなので本当に実態はわかりません。ちゃんとした研究とかありそうですけどね。気になる。

話が長い。(感想)

いやぁ…長かったですね。(他人事)

最後まで読んでくれた変人はいますか?笑 本当にありがとうございます。
次回はカラコルに向かいます。それではごきげんよう。

ジャクシュカル!またね! 

イシククルで釣りをする子ども

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この記事を書いた人

ときどきバックパッカーするアラフォー
性別:女
特徴:旅と山と飯が好き
   2014年から70ヶ国くらい旅してる
   コツコツ続けることが苦手(意訳:更新遅い)
   褒められるとがんばれる

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