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サラ〜ム!
こんにちは〜!
乾燥地帯の中央アジア、どうも鼻くそがつまってしまい、毎日息苦しいわたしです(物理)。深追いすると鼻出血の恐れがあるため、なかなか積極的に開通できないのが悩み。(あ、そう)
さて、本記事はキルギスのハイライト的観光地イシク・クル湖の細かすぎない(ざっくりとした)紹介記事となります。
イシク・クルとは
首都ビシュケクから湖の西端の街まで約180kmの位置にあるイシク・クル。
Wiki等をかいつまみますと、イシク・クルはキルギスの北東に位置する古代湖であり、琵琶湖の9倍大きくて、水深668m。世界一の透明度を誇るロシアのバイカル湖に次ぐ透明度と言われている(諸説あり。北海道の摩周湖との説も!)。
キルギス語で熱い湖(イシク=熱い、クル=湖)という名をもつこの湖は標高約1,600mにありながら冬も凍らないらしい(理由は解明されていない)。湖底にはいくつかの遺跡が眠っているとか。

謎も多いこの湖ですが、現在は観光地化が進み、各湖畔でリゾートホテルの建設やビーチの整備などが行われておりやや萎えの瞬間もある今日この頃。湖の周りを一周する国道も絶賛工事中。内陸国キルギスの民も、海水浴ならぬ湖水浴?を楽しみに各地からやってくる、人気の旅行先となっています。
それでもまだゆっくりできる湖畔はあるということ、また天山山脈の麓の湖につきトレッキングもできるとのことで、我々はビシュケクから一路イシク・クルを目指すのでありました。
イシククルは山に囲まれた湖とあって、多くの地域でちょっとしたトレッキングやホースライディングなど、山でのアクティビティも楽しめます。
イシク・クル湖と表記すると「クル(湖)」と「湖」が重複するのですが、なんか日本人にはその方が一般的みたいなのでイシク・クル湖で統一して表記しますね。
どこのまちを拠点にしたらいいのかしら

イシク・クル湖はビシュケクからは距離があり、チョルポンアタまででも約4時間ほどかかるので日帰りはちょっときついかと思われます。また面積は琵琶湖の9倍と広大ですので、数日かけてゆっくり過ごしたいものです。
湖畔の町はたくさんあり、それぞれ特徴も違うので、少しだけ紹介しておきます。
北側の湖畔

イシククル湖の北側はいわゆるリゾート開発が進んでいる地域で、ビーチ遊びや賑やかに過ごしたい方向けの地域かと。大きなリゾートホテルや整備されたビーチが並んでいて、わたしが訪れた夏は国内外からの観光客で賑わっていました。
中てもチョルポンアタやボステリという街が大きな街で、ビーチ遊びには便利かなと思います。
わたしはあまりリゾート化していないだろうと踏んだコルムドゥという小さな町に宿を取りましたが、ここでもまあまあリゾート風ではありました。ただコルムドゥのビーチは規模がそこまで大きくないので、比較的ゆったりなのかなあと思います。
大きな町でもプライベートビーチのあるホテルもあるので、そういうところを選べば北側でもゆっくりできると思います!
ちなみにチョルポンアタ周辺とコルムドゥから東は2025年8月で割と大規模工事中です。
南側の湖畔

南側は北に比べると静かで、穏やかに過ごしたい方向けの地域かと思います。宿泊施設の建設は進んでいますが、これからという感じでまだ比較的ガヤガヤしていません。
ボコンバエバが一番大きなまちで買い物や交通など便利だと思いますが、湖畔をマルシュで走っていていいな〜と思ったのはいくつかある入江です。
タムガ、Chon Jargylchakなどは入江のビーチになっていて、波も穏やかで人もあまりいなくて良さそうでした。もしかしたらホテルのプライベートビーチなのかもしれないけど、だとしたらその辺のホテルに泊まったらとても良さそうでしたよ〜。
スカスカ渓谷

南側にはスカスカ渓谷というすごい地殻変動の跡みたいな渓谷があって、ワンデイトリップの行き先として人気です。わたしも遊びに行ったので後ほど記事にしますね。
\\ COMING SOON //
スカスカ渓谷
マウンテンサイド

イシククル湖で一番大きな町カラコルは、湖には面していない東側の山のまちで、アルティンアラシャン・トレッキングへの玄関口になっています。温泉もありますし、トレッキングせずとも山を眺めてゆっくりするのにも良い街だと思います。
さらに東の谷の奥へ行くと、天山山脈の懐にジルガランという小さな村があります。わたしは日程の関係で行けませんでしたが、行ってきたという友人に見せてもらった写真は、山に囲まれとてもうつくしくキルギスらしい村でした。少し物価は上がりますが…とっても行きたかった(悔)。
カラコルからマルシュルートカ(ミニバス)が出ています。
アルティンアラシャン

カラコルからはアルティンアラシャンという渓谷にアクセスできます。天山山脈系の山々に抱かれた谷はとてもうつくしく、たくさんのユルトが並ぶリゾート地?でもあります。自分の足でも、馬に乗っても気持ち良いトレッキングが可能。
例えば我々の旅程
我々の場合は10日間、時計回りでイシク・クル湖を一周しております。
① コルムドゥ(1泊)
② カラコル(4泊)
③ アルティンアラシャン(2泊)
④ カジサイ(2泊)
わたしたちはGoogleMapから感じた規模感と宿の雰囲気で決めたのですが、あんま人いないだろうと思っていたコルムドゥのビーチが結構開発されててやや萎えしたので、ネット上でイメージ通りの町を探すのは難しいかもしれない。笑 それでもいい町ではありましたが。
イシク・クル湖にはたくさんの町があるので、ご自身のイメージにあった町を探してみましょう。
ちなみに

あと在キルギス日本大使館が公開している、たぶん大使館の人手作りのガイドブックがなかなか良い出来(何様)。いつ編集かわからないけど、歩き方みたいな編集をされていて参考になるかと思います。
ビシュケクからのアクセス

イシク・クル湖へ向かうマルシュルートカ(ミニバス)は、ビシュケクの北に位置する「ビシュケクバスステーション(新)」で発着しています。
バスターミナルに行くバス
市内からこのバスターミナルへの市バスは8T、13、34、104などがあります。いずれも所要40〜50分ほど。
我々はバス停が近かった8Tを30分待ちましたが一向に来ず。諦めてビシュケクパーク(ショッピングモール)の前から104に乗って馳せ参じました。104の終点は「ここ!?」っていう住宅街の中ほどです。バスターミナルへは少し歩きます。
13はターミナルの真ん前に停まります。おすすめ。
34は国境まで行くやつの途中下車。
ちなみにYandexMap(中央アジア便利Mapアプリ)だと、Bus○(バス番号)と検索すると、そのバスの始発から終点までのルートが表示できる機能があるので、何かと便利です。間違ってることもあるけど…笑
地図アプリYandexMapsなど以下記事で紹介しています。↓

バスターミナルから乗るマルシュルートカ

バスターミナルに着いたら、ずらっと並んでいるマルシュの関係者っぽい(ぽくなくても)おじさんに行き先を伝えると乗り場を教えてくれます。
我々の行き先はチョルポンアタの少し先のコルムドゥ。コルムドゥが終点のマルシュはないので「カラコル行きの乗んな」とのこと。コルムドゥで降りてもカラコルまで行っても値段は同じだそうです。交渉しましたが無駄でした。笑
鉄道
ちなみにビシュケクからイシク・クル湖の玄関のまち、バルクチ(Balykchy)までは夏期限定で鉄道が走っています。しかし、キルギスの鉄道は存在感が薄すぎてオンラインチケットはおろか、公式時刻表もネットでは出てこない、しかも駅舎には誰もいなんて話もあったりと、まじでシステムがよくわからん鉄道となっております。
ビシュケクから乗車した香港人の友達が、「まじでわかんなかった!だって駅に誰もいないし、乗り場の案内もないし、この電車でいいのかわかんないまま出発したよ笑」って言ってたくらいなので本当にわかりづらいものなんだろうと思います。笑
ただ、夏期限定ですが運行はしているので鉄道の旅がお好きな方、安さ重視の方には合ってるのかもしれません。あと値段は上がりますが大きなパノラマ窓付きの車両も導入されたみたいで、結構人気で満席なのだとか(もっとプロモーションしたらいいのに)。車窓からの景色はとてもうつくしいらしいですよ。
※以下私が調べた範囲ですが情報記載します。こちらは目安にしていただき、実際に乗られる方はご自身で最新のものを情報収集してください。
なおチケット購入は以下で可能
・鉄道駅で直接
・市内の旅行代理店
KACCAとかAVIA KACCAとかの表示のある店。手数料上乗せあり。
・ロシアのオンラインチケットサイト Tutu
全部ロシア語で英語変換機能発見できず。ロシア語オンリーってことはないと思うけど…。
あとKACCAより高いらしい。
【鉄道情報のソース】
・Caravanistan
・TRENOPEDIA
まとめ

以上、細かすぎないイシク・クル湖の紹介でした。
その自然のうつくしさもさることながら、ビーチ遊びや山遊び、馬遊びなど色々なアクティビティもあり懐の広いイシク・クル湖。キルギスらしい広大な自然の中でのんびりするにはもってこいのエリアです。ビシュケクから少し足を伸ばして行ってみてはいかがでしょうか。
次回からは我々の訪れた町をベースにイシク・クル湖を紹介していきますね。
最後まで読んでくださりありがとうございました。またね。

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