晩上好(わんシャオはお)こんばんは〜。
パジャマでランニングして洗濯しちゃったばっかりに今夜はおパンティー一枚で寝る他ない、わたしです。
同室者がいないこといいことに、部屋をおパンティーでウロウロしているアラフォー…どうですか?(どうですかて。)
さて今日は、嘉明湖から戻って着地した玉里から、瓦拉米(わらみー)という場所に1泊2日でハイキングに行って参ったのでご報告して参りたい所存。
今回は瓦拉米の紹介と山行同時進行で紹介していきます。別の方がいいのか…一緒だと長いか…物書きって構成考えるのも難しいんですね。大変だあ。世の中のブロガーさんすごいなあ。(ぼやき)
瓦拉米ってどんなとこ?
瓦拉米(わらみー)とは地名(ブヌン族の言葉)で、山の名前ではないのですよね。玉山国家公園の東側に位置し、昔はここが玉山登山口のひとつだったとか。
八通關古道(パットンカン)という東西を横断する道路を、清朝時代・日本統治時代それぞれで建設したんですが、瓦拉米は日本が作った八通關古道(正しくは八通関越嶺道路という名称)の道中の地名なのです。
八通関越嶺道路は花蓮県玉里からひとつ山(大水窟山)を越えて、南投県東埔まで続く全長145kmの古道(ピンとこないので地図参照笑)。宿泊施設が点々とあるので、現在も10日ほどかけてこの縦走コースを楽しむ人が多いのです。
で、瓦拉米はその入り口ちょっと入ったくらいのほんと入り口の入り口って感じですね。まさに先っぽだけ…ってやつですね。…は?
玉里で暇してたら、一泊しないまでもちょっと遊びにいくのもいいかもしれません。むしろそのくらいがいいかも。笑
ま、玉里で暇してる人なんでわたし以外にいないでしょうけども。笑
基本情報
| 瓦拉米(わらみー) |
---|---|
所在 | 花蓮縣卓溪鄉 |
距離 | 約26km(往復) |
標高 | 1,060m |
登山口との高低差 | 約460m |
所要時間 | 10時間(往復) |
難易度 | 低-中(健行筆記による※) |
山系 | 新康山系 |
シーズン | 全年 |
入園申請(国家公園) | 要 |
入山申請(警察) | 要 |
山小屋 | あり 瓦拉米山屋(24床)、テント場(6) |
MAP
YAMAP
【台湾】瓦拉米 苔苔わらみー🫧 / ARC-あるく-さんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
アクセス
登山口までの公共交通機関はありません。八通關古道を玉里側からハイクする人にも通ずる情報かと(無理やり感強め)。考えうるアクセスは以下の通り。
- タクシー
- レンタカー・レンタルバイク
- バス
- レンタルサイクル
わたしはチャリで行きましたが、瓦拉米一泊でも、八通關古道縦走でも一番おすすめはタクシーです。笑 ひとつずつみていきましょう。
タクシー
玉里市街から登山口までは約16kmですが、渓谷の道路をいくので車で30分ほどかかります。料金はわかりません(わからんのかい笑)。
地上で5km200元くらいなので、山道加算を加味してまあ1,000元くらいか、ちょっとお釣りくると思っておけばいいのかな?…いや知らんけど。笑 ビジターセンターや警察に寄ってもらうとするともう少しかかるかな?
全然参考にならんやん笑 これは宿とか地元の人に相場を聞いた方が良さそうですね。すみません。笑
レンタカー・バイク
玉里でレンタカー屋を見つけられればですね。距離・コスパ的に車で行くならタクシーの方がメリット多いと思うので、レンタカーで台湾旅行してますっていう人以外はあえて選択しないのでは。
レンタルバイクはまあアリですね。山道もそんなに高度ありませんし(チャリでいけるくらいなんで)、125ccでも行けないことはないでしょう。登山口には中型くらいのバイクで来てた警察の方もおりましたゆえ。レンタルバイクは安いので250〜500元/日くらい。機種を選べば色々ありますが。まあ値段と一泊(かそれ以上?)外に置いておくリスクも考慮してご検討していただければ。バイクで環島してる人ならアリよりのアリ。
八通關古道いく人は戻ってこないので除外ですね。
バス
玉里からビジターセンターまではバスで行くことができます(バス停あり)。玉里ー富里を結ぶ〈1130〉番を利用します。ただ玉里・富里発がそれぞれ1日1本なので時間を選びます。
玉里発(往路) | 富里発(復路) |
---|---|
6:00 | 17:30 |
玉里ー南安旅客中心 間は片道37元。
また、ビジターセンターから登山口までは約6kmの緩やかな上り坂ゆえ、ここをどういくかが問題。歩くと2時間弱かかるかと。もしくはヒッチハイクですかね。台湾の人優しいから乗せてくれる人いるかも。観光地なので車もぼちぼち通りますし。友人曰く、日本人だとアピールすることが大事らしいですよ。笑
レンタルチャリ
わたしはこれでいきました。笑 理由は以下の通り。
- ハイキング自体の所要時間が短く、スタート時間が遅くても問題ない
- 安い(200元/1泊)
- 自動車免許の翻訳未取得
- 2日前にチャリで峠越えサイクリングしてて、そんな辛くなかったからこのくらいの距離と斜度ならいけるとおもった。
結果、ハイキング前にHPを1/3削られるという惨事になったわけですが…笑 まあハイキング自体がHP2/3でも余裕だったので問題なかったけど、八通關古道をいく人は間違っても選んではいけない選択肢ですね。笑
まあちょっとしんどかったけど、わたしはこの選択を後悔していません。根性のある貧乏人向けです。笑
南安ビジターセンターから登山口まで6km。往路所要時間50分程。復路はなんと12分。笑
ちなみにレンタルサイクル屋さんはこちらを利用。お姉さんがとてもいい人。彼女が経営するairbnbに友人が泊まってたことと、利用が2回目だったので安くしてくれた可能性あり。予約時に別のお兄さんに提示された金額は300元/泊。
貧乏だと最初にHP1/3削られることもある
出発前に朝ごはんとランチの買い出し。道中で見つけた肉包屋さんで朝ごはん。お店のおじさんとちょっと話して、瓦拉米行くよって言ったら紅茶サービスしてくれた。やさしす。ゴミ持っていきたくなかったのでその場で飲み干しておなかタプタプ。笑 饅頭2個買って玉里の街を9時すぎに出発。
お天気はとてもよろしい。よろしすぎてもうこの辺で汗まみれ。日光がやばかったのでレインコート着て微力な抵抗。手遅れな気もするけど。笑
この辺りは南安部落というらしく、原住民さんが住んでるところっぽい。通った小学校が原住民ちっくだった。山を降りてきたブヌン族かなあ。水田が美しいわ。
水田を眺めながらチャリ漕ぐ。
南安旅客中心
10時すぎ、南安旅客中心(ビジターセンター)に到着。ここでパーミットとIDのチェックをうけます。写真正面が入り口。
営業時間は9時〜16:30。外国人は9時前からの登山は不可なのでご注意あれ。
入山申請は少し進んだところにあるこちらの警察で。
書き方の説明の方がめんどいからって警察の人がちょっと埋めてくれた。笑
桜みたいな綺麗なピンク!キャンプ場?
さ、6km上り坂行くわよ〜。足の日焼けは諦めた。笑
花びらの絨毯!
しんどい気味。
HP1/3消費したわたくし。50分かけて登山口に到着です。駐車場が奥にあるのと、路駐も多いですね。
シャツが汗で全濡れ。わかりますか?襟元が本来の色です…笑 二重顎はもともとです。
天気いいしシャツはそのうち乾くでしょう。12時前。出発〜!
ここの登山口周辺は台湾ツキノワグマの生息地で、まあまあ出没しているようです。クマ対策している人は見なかったけど、注意するに越したことはないかと。他の山小屋では見なかったフードコンテナが山小屋にあったのはこういう理由なのかも。あとヘビ、ハチも出るみたいなのでご注意あれ。わたしは序盤で多分ハチに2回刺されました。笑
一個目の吊り橋。長〜い。
空から。森ですねえ。
吊り橋の下も森。
めちゃめちゃ森。
しばらく森。
ずっと森。渓谷に沿って進むので、たまにパッとひらけて対岸の森が見えます。
たまに滝があったり。涼しげです。
お花もちらほら。
リザード。ぽてっとしたお腹がたまらん。かわよ〜( ^ω^ )
当時の日本が作った八通関越嶺道路ですが、ブヌン族制圧のために作られたこともあり、道中に50以上もの駐在所を作ったとか。なので、瓦拉米までの道だけでも3ヶ所駐在所跡地がありました。パネルがあり、日本人としては興味深いものがあります。
道中いろんな植物や動物の紹介パネルがあるのですが、愛玉(アイユー)という台湾のナチュラルゼリーの素材の紹介が。こうやって木に成るんだ〜(°▽°)
休憩。ランチは肉まん。なんか雲行きが怪しくなってきました。
岩でかあ。
やはり降ってまいりました。雨女。レインコートの正しい出番です。濡れてたシャツは乾いていたので寒さは大丈夫。
パラソルみたい。もしくはタケコプター。この辺りはシダ属の繁栄が著しいらしいです。
だいぶ降ってきた〜。
もうちょっとのはずや〜。登り緩やかすぎて全然疲れない。ストレスは雨だけ。笑
ついた!瓦拉米山屋!三角屋根かわよいですね。17時くらいかな。登山口からは5時間くらい。動画撮りながらなので、参考にはなりませんが。
お邪魔しまうす…まっくらけ٩( ‘ω’ )و
瓦拉米山屋基本情報
| 瓦拉米山屋 |
---|---|
定員 | 24名 テント6張 |
水源 | あり |
予約 | 要 |
料金(NTD) | 0 |
トイレ | ふたつ |
夜間照明 | あり |
食事提供 | なし |
レンタルギア | なし |
一晩明けて朝!晴れ!笑
夜は全然寒くなかった。1000mちょいしかないのでね。他の宿泊者はみんな八通關古道を東埔から歩いてきた人たちで、最後だ〜って喜んでました。まじお疲れさんす。
渓谷の対岸の山。朝陽が当たって綺麗ですね。ちなみに瓦拉米はほぼ眺望ありません。これは空撮したからご近所の山が見えてるのであって。山小屋は森に埋もれておりますので。笑
猿じゃない何か…テンみたいな子が来てた。
他のベテラン達は早々に旅立っていかれまして、朝メシ食べて一番最後に出発です。帰りは晴れていたので清々しい道を帰り、行きとは違って猿とか、ライチョウとかお見かけしました。猿の鳴き声がキーキーじゃなくて、なんか…ヴェッみたいなんで独特だった。笑
無事に登山口へ降りて、帰りの下り坂6kmは12分で駆け下りました。まじ爽快でした!
まとめ
というわけで以上が貧乏だと最初にHP1/3削られることもあるって話でした。削られても大丈夫かどうかの判断ができれば、クソ貧乏でも山は登れるのです。
瓦拉米2DAYSのハイキングは難易度が低いので、イケイケの健脚の方には物足りないかと存じます。ゆっくりと台湾の森を歩いて、たまに滝や吊り橋を、そして動物や植物の観察を楽しむのには適していると思います。
この記事を見て行ったという奇特な方がいらっしゃったらぜひコンタクトしてほしいです笑
では、本日も最後まで読んでくれてありがとうございます。再会(サイチェン)またね。
おつかれ山
\ 今日の下山飯 /
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